Diveの遠隔支援機能がワイヤレス・高透過率レンズ・両眼のスマートグラス「INMO Air2」に対応しました。これで、遠隔支援に対応するデバイスはスマホ、NrealLight、INMO Air2 となりました。
(2023年12月9日追記)
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また、INMO Air2については、スマホ版で作成したSOPの確認・実行することができます。そのため、SOPを参照しながら作業をする※ということが実現できるようになりました。
※補足:本デバイスは空間認識機能がないため、AR情報は確認できません。ステップにあるテキスト・画像・動画などは素材は一覧表示などで確認できるよう順次開発する予定です。
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早速ではございますが、YouTube動画にて使い方説明デモ(遠隔支援機能)を公開していますので、特徴などをご確認いただけますと幸いです。オフィスからの画面共有画面をハンズフリーで見れます!
弊社としてはかなりおすすめなデバイスでして、デバイス自体にフォーカスしてメリットを挙げていこうと思います。現場支援用途で考えた際に、このデバイスの良いと考えている点は下記の通りです。
1.高透過率レンズである
よくある没入感があるスマートグラス・ARグラスの弱点は、レンズが暗い事です。NrealLightもだいぶ透過率は高いとはいえ、用途によっては適切でない可能性があります。一方、このデバイスは通常のメガネと同等の透過率を持っています。そのため、「グラスにうつる情報を見ながら作業をする」に適しています。
2.ワイヤレスである
デバイス自体にAndroid OSとバッテリーが搭載されいるため、普通のメガネのようにスタンドアロンです。作業中の取り回しが良好です。操作はメガネのツル部分をタップしたりスワイプしたりして行います。感度も良好です(ベンダーとしては操作用のリングも提供していますが、弊社は上記操作をおすすめしています)。重さは100gですが重量バランスが良く、鼻に重量が集中しないので装着していて疲れにくいです(NrealLightと比べ、付け心地はこちらの方が良かったです)。結構しっかり装着できるので、下向いてもメガネは落ちません(頭のサイズにもよるかもですが)。
3.両眼・フルカラーである
Realwear NavigaterやVuzix Brade 2など普及しているスマートグラスは、片眼であることが多く情報確認時に目が疲れるケースがあります。また両眼の場合、フルカラーでなかったり、上記1のようにレンズが暗い傾向があります。一方、このデバイスはどちらの課題をクリアしています。そのため、無理せず情報を確認できます。
4.外界から何を見ているかわからない
レンズに写される情報は、相手からは見ることはできません(私も不思議な体験しました)。なので、秘密情報を見ている際に回りを気にする必要はありません。
5.安い!
エンタープライズ向けスマートグラス・ARグラスの相場20~50万円に対し、このデバイスは約8万円です。上記機能を持ち合わせているので割安感があります。PoCとかには最適ですね。
一方弱点としては、アプリが全然ないことです。エンタープライズ向けスマートグラス・ARグラスはGoogle Play Storeが使えない事が多く、各ベンダーが独自のアプリストアを運用する事が多いです。このデバイスのベンダーもストアを用意していますがアプリは10個もありません。なので、市場がこのデバイスの良さを発揮しきれていない現状があると思います。
その中で、Diveはこのデバイスをサポートしました。なので、先進的な試みを検討している方々にもとても刺さると思います!このデバイスは空間認識型のグラスではない(つまりARグラスではなく、スマートグラス)なので、Dive with Nrealのようにハンドトラッキングを使っての操作や、ブラウザを空間上に置くことなどのMixed Reality体験はできませんが、シンプルにお手軽にハンズフリー遠隔支援・手順書確認を実行するにはとても優れています。
ぜひ、ご興味ございましたらお気軽にお問合せください。
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